沢山のマスコミに記事として取り上げられた理由を考えると、やはり「スパナで開ける」というのがユニークで斬新だったのではないかと思っています。
ただ貯めるだけの綺麗な貯金箱ではなく、貯めるときにも開けるときにも、その衝動に駆られる度に毎回考えさせられるところが良いのではかと思います。
貯金箱はいずれ開けるものですから、ちょっと手を伸ばせば開けることができるのですが、そのちょっと手を伸ばせば開けることができるという自由意志は従来の貯金箱にはない選択肢です。
定番のセトモノ製の豚(壊したら最後)の貯金箱から、ビニル製のいつでも手軽に取り出せる貯金箱まで、極端に「貯めるか」、「開けるか」の脅迫的な選択肢しかなかったと思います。
スパナで開ける貯金箱はその中間です。開けようと思えば開けることができます。
ただ開けるまでのプロセスが複雑であるため、行動を通して「何かに気が付く」ことができるのです。
貯金を通して、お金の使い道と貯める目的を明確にすることでがきる貯金箱ってなかなかないですよね。
使うたびに自分を成長させてくれて、目的へと自然に導いてくれる貯金箱。
それがスパナで開ける貯金箱の人気の秘密です。
|